2007年にiPhoneが登場し、テクノロジーの発展とともに、社会全体も大きく変化してきました。そして、今では当たり前になったSNSにより、コミュニケーションの手段が多様化し、インターネットを通じて世界中の誰とでも繋がれる時代になりました。
特に、幼い頃からスマートフォンが身近にあった現在の高校生は、SNS利用率も高く、1日1回見るアプリとなり、生活の一部となりました。
そんなSNSを学生募集で、どのように活用したら良いのか、外部環境の変化も含めてご紹介していきます。
情報伝播の変化と情報過多
現在、皆さんの周りを見渡すと、情報収集ができる手段が溢れているかと思います。
インターネットというものが当たり前ではなかった、テレビ・ラジオ・新聞・雑誌が主流だったマスメディア全盛期。
この時代は、企業が媒体にお金を払い、企業の情報を発信し、それを消費者受取るという仕組みでした。
しかし、パソコンやインターネットが、誰でも使用できる時代に突入すると、ブログやポータルサイトが登場し、企業や個人がそれぞれの考えや知識を情報発信しました。
スマートフォンとSNSが当たり前になった現代では、誰でも、いつ、どこに居ても得たい情報調べることができます。
また、マスメディア全盛期は、企業と消費者のコミュニケーションは、媒体を経由してからのものが多く、企業からの情報が一方的に消費者に届く仕組みでした。
現代では、無料で作成できるSNSにより、企業と消費者が双方のコミュニケーションを取りながら、関係構築することができるようになりました。
広告費を使わなくても集客できるSNS
皆さんご存知の通り、Twitter、Facebook、Instagram、LINEは基本無料です。特にTwitterは、リツイートという機能もあり、情報拡散ができるプラットフォームでもあります。
実際にSNSを使ったことがある方は、気になったコンテンツや記憶しておきたいコンテンツには、いいね!やリツイートをしたことがあると思います。また、好きなアイドルや芸能人のSNSアカウントをフォローし、その芸能人がSNSを更新すると、通知がくる設定をしている方もいらっしゃると思います。
熱狂的なファンは、そんなまさか!という行動を取り、監視しているのかというレベルで、関係構築をしてきます。そして、SNSで集客する最大のポイントは、ファンにすることです。また、熱狂的なファンは、こちらからお願いをしなくても、勝手に宣伝して協力してくれます。その状態をどれだけ継続してつくれるのか、どれだけ熱狂的なファンがいるのかが重要です。
なぜ?熱狂的なファンが必要なのか
それは、パレートの法則が大きく関係しています。
企業の売上は、2割の熱狂的なファンが8割の売上に貢献しており、残りの2割の売上は普通の消費者といわれています。
これは、売上が上がるということだけではなく、日本国内の人口とモノが溢れている時代だからこそ必要な考え方だと思っています。
今までは、どれだけの人に商品を買ってもらえるのかが重要でしたが、日本では少子高齢化により、商品を購入する母数が年々減少していきます。
今後、大事なことは、どれだけ特定の商品を継続的に購入してもらえるかが重要になってきます。
今まではCPAを指標にしていましたが、今後はLTVを指標にするべきです。
これは、インターネットで気になった物を調べることができる時代になったことや、類似する商品が多くあることも関係しています。
学校のSNSはどのように運用するべきか
学校のSNSは企業と比べて、効果が出にくいと言われてきました。
これは単純に、学校がSNSを運用しきれていないか、一方的な情報発信になっているかだと思っています。
学校のSNSアカウントを見てみると、投稿している内容はオープンキャンパスの告知や入試情報の投稿が多いです。
このような投稿は、高校生からすると、わざわざSNSで見なくてもよい内容です。
大学のホームページやパンフレットを見ると、いつ、どこでオープンキャンパスをやるのか、入試をやるのか、情報がまとまっているので、そちらを見る方が理解しやすいです。
また、多くの学校でのSNS運用についてお話を聞いていると、SNS運用の目的が更新することになっており、ただ投稿している学校が多い気がしています。
どの施策においてもですが、まずは、なぜ?この施策をやるのかという目的を明確にすることが重要です。意外とできていない学校が多いので、基本から見直すのがオススメです。
目的の整理ができたら、次はどうするのか
学校内で目的の整理ができたら、次は投稿頻度を上げ、更新を継続することです。
そんなの簡単という方もいらっしゃると思いますが、これが実は一番難しいです。
理由は、学校教職員の方々は専任で業務をすることは珍しく、兼業をしている方々が多く、常に多忙のため更新できないことが多くあるそうです。こんな状況だからこそ、更新することが目的になってしまうことも納得できるのではないでしょうか。
SNSを活性化させたいけど、時間が無いという学校にオススメなのが、学生広報組織を設置し、その学生にSNSを更新させることです。前のお話にあった通り、今の学生にとってSNSは生活の一部であり、何がトレンドなのか、何がポイントなのかを熟知しています。今では、学生広報組織を設置している学校も多くなり、大学公式とは別に、学生広報用SNSを開設する学校もあります。
ただし、学生にお任せだと心配な学校も多いと思いますので、投稿文の最終チェックは、広報部などの担当部署にお任せすることも必要です。また、学校でSNSのガイドラインを作成するなどして、各学校のSNS運用基準を設けることも必要です。
学生広報組織を設置できない学校は、どうしたら良いのか
学生広報組織はリスクが高いという学校幹部の方々もいますので、そのときは、私たちのようなSNS運用のプロに任せるか、SNSを閉鎖した方が良いと個人的には思っています。前者は最終的に辿り着く選択だと思いますが、SNSを閉鎖するについては考えたことが無かったのではないでしょうか。
中途半端にSNS更新するなら効果が無いので、SNSを閉鎖した方が良いという考えもありますが、現在の高校生は、雑談や軽い相談は、SNSのDMで行うことが多いそうです。学校のSNSにも、高校生からのDMがきているかと思います。その対応を、誰がするのかも決まっておらず、対応しないでいると、信頼を損なう可能性もあるので、SNSを閉鎖したほうが良いと思っています。
SNS運用が上手くいっている学校の特徴
SNS運用が上手くいっている学校は、SNSの専任がおり、担当者レベルで自由に更新できる権限がある学校です。
また、学校幹部が理解し全学体制で取り組んでいる学校です。
SNS運用を強化する前に、学内の交通整理が一番大変であり、その作業で断念する担当者の方も多いと思います。
弊社は、そのお手伝いから行っており、学校幹部に対するSNSセミナーやマニュアル作成なども行っております。ぜひ、ご興味あればお問い合わせください。
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